1984-03-22 第101回国会 参議院 予算委員会 第9号
ところが、我が国におきましては、この途上国への過剰米輸出が不作続きのために五十八年度限りで終了する、そういうことで大変深刻な打撃を受けておるようでございますが、こういう問題はやはり再検討すべきではないでしょうか。
ところが、我が国におきましては、この途上国への過剰米輸出が不作続きのために五十八年度限りで終了する、そういうことで大変深刻な打撃を受けておるようでございますが、こういう問題はやはり再検討すべきではないでしょうか。
そのために御指摘のように食管会計に赤字が生じておりますが、ケース・バイ・ケースで、どの国に売ったものについて幾らという計算はやっておりませんが、五十六年度の過剰米輸出に伴う平均の損失額を計算いたしてみますと、平均トン当たり十三万円の損失が食管会計に生じております。
これはたとえばわれわれの過剰米輸出が通常の商業的な米の輸出国の利益に悪影響を与えないようということがございます。米の輸出国と申しますと、御案内のとおりタイとかビルマとか、それから先進国では米国等がございます。その辺のところの国の利益にも十分考慮しながら、かつ農政上の必要として計画的な処理をしてまいりたい、こういうことでございます。
○政府委員(松本作衞君) 過剰米の輸出につきましては、ただいま御指摘がございましたように過剰な状態でございますから、相手国の事情等によりましてわれわれとしては輸出をすることは望ましいと思っておるわけでございますが、この過剰米輸出につきましては、御案内のように、FAOの余剰処理原則によりまして利害関係国、特に従来の米の輸出国の了解をとる必要がございますので、このような関係国の了解をとりつけられる範囲で
日本もこの難民援助についてはひとつ努力せよ、もう少し強化せよ、こういう要請を受けた形でカーター大統領との会談をしておるようでありますが、前にわが国の過剰米輸出問題で日米農産物協議が行われたということをめぐって私も質疑をしたわけであります。
これでもって、大体そのうちの二十八億円を過剰米輸出、それからまた、第三国米を十七億円ぐらい買おうか、それに輸送費を加えますと大体五十億円、しかも、できれば、今月末ジュネーブでカンボジア難民関係の拠出会議がございますので、その会議の席上この数字等を公表しようか、こう考えております。
○本郷委員 過剰米輸出については、わが国の計画を提示してアメリカと合意したというようなものではないのではないですか。いろいろないきさつを見ると、わが国の要求が削られて押し切られた。だから、外務省と農水省の考え方というのは違うのではないですか。農水省の方はできるだけよけい売りたい、しかし、一方、アメリカのそうした圧力に屈せざるを得ないというような側面があるのではないですか。
四月十二日にこの問題についての日米間の協議が決着いたしまして、わが国の過剰米輸出は四年間で百六十万トンにすることで合意した。そういたしますと、今後四年間で五百三十万トンの過剰米を処理しなければならないという計画が大きく変更を余儀なくされてきたというふうに見るわけでございます。この点について、過剰米の処理を今後どういうふうに具体的になさっていくか、現時点のお考え方を聞きたいと思います。
過剰米輸出問題について質問いたします。 本件については、四月三日午前の当委員会で、本員が政府の見解を求めるとともに、強力な交渉を政府に要請したところでございますが、去る四月の十日、十一日の二日間、さらに一日延長して十二日に日米の合意を得た、すなわち過剰米輸出についての日米間の摩擦を解決するための外務省での日米農産物協議が行われたわけであります。
○瀬野委員 過剰米輸出問題に関する日米協議の結果、ただいま御報告いただきましたが、今後四年間で百六十万トンの輸出が認められたわけでありますが、しかし、今後四年間でわが国は五百三十万トン、輸出分を含めましての過剰米を処理しなければならず、過剰米処理計画の再検討が必要となってくる、かように私は認識いたしております。
○瀬野委員 過剰米輸出の日米協議とは別にもう一、二点お伺いしておきますが、対日貿易監視委員会委員長のジョーンズ米下院議員を初めとする米議員団五人が来日した折、同じく澤邊次官と会い、さきの過剰米輸出問題とともに、牛肉、オレンジなどの政治的関心品目についても話し合いがなされたわけであります。
四月一日の閣議後の記者会見で武藤農林水産大臣は、日本の過剰米輸出をめぐり日米間に生じた摩擦を解決するため、四月十日、十一日の両日、外務省で澤邊次官とハザウェー米農務省次官が会談することを発表しておりますが、これはどういう経緯のもとに行われるのか、まずその辺からお答えください。
○松本(作)政府委員 アメリカが日本の過剰米輸出に対しまして、これが従来の輸出市場に対して非常な悪影響を与えるということで、危惧の念を強くしていることはございます。具体的に、それが日本の水産業にどうこうするというような形での話は直接には聞いておりません。
○松本(作)政府委員 五十四年度におきましては世界の米の需給関係が非常にタイトでございましたので、日本の過剰米輸出がありましても、アメリカの輸出量は伸びております。それからまた、価格関係も上昇ぎみに推移しております。
————————————— 先月の日本経済新聞に、「”過剰米”輸出で解消」という大きな見出しで、「農林省などで検討」と、なおその次に大きな見出しで「有望な西欧市場」の問題というような記事が、大きく出ておりました。